About

大切な人との時間を、いちごから。

一座建立のいちごは、福岡・糸島で生まれた、人と人とのつながりを大切にするいちごブランドです。

私たちが届けたいのは、ただ甘いいちごでも、見た目の美しいいちごでもありません。誰かを想って選ぶこと。箱を開けた瞬間に、心がほどけること。一緒に食べながら、自然と会話が生まれること。「ありがとう」と伝えるきっかけになり、その時間があとから思い出せること。そんな、大切な人との時間そのものをお届けしたいと考えています。


いちごは、人の力だけでは育ちません。水、土、空気、太陽、季節、微生物、植物。たくさんの存在が重なり合って、ようやく一粒のいちごになります。
さらに、そのいちごを選ぶ人、贈る人、受け取る人、食べる人。そのすべてが加わって、ひとつの時間が完成します。
私たちは、その考え方を「一座建立」と呼んでいます。誰か一人が主役なのではなく、その場にいる一人ひとりが、その一座をつくる。一座建立のいちごは、そんな想いから生まれました。


いちごは、食べればなくなります。けれど、誰と食べたか、誰から届いたか、どんな言葉と一緒にもらったか——その記憶は残ります。
だから私たちは、いちごを売るのではなく、大切な人との時間を記憶に残すきっかけをお届けしたいと考えています。
誕生日、お祝い、感謝を伝えたい日、久しぶりに家族が集まる日。何でもないけれど誰かを少し喜ばせたい日。そして、頑張った自分自身に贈りたい日。一座建立のいちごが、そんな時間の真ん中に置かれる存在でありたいと思っています。

私たちが大切にしているのは、たくさん実らせることだけではありません。一株一株の根、水、空気、葉、実、季節——植物が置かれている環境全体を見ながら、その株が本来持っている力を引き出せるように整えています。

商品によっては、収穫量をあえて抑えながら育てることもあります。数を追うより、「この一粒を、大切な人に手渡せるか」を基準にしています。

誰かにいちごを贈る。受け取った人が喜ぶ。そこから「ありがとう」が生まれる。その人がまた、誰かを大切にしたくなる。そんな小さな循環が、少しずつ広がっていく——いちごを、そのための一つの媒介にしたいと考えています。
だから一座建立では、「購入者」と「生産者」だけの関係だとは考えていません。このいちごを選んでくださった方も、贈られた方も、畑に関わる方も、みんなが「一座の一人」です。

一座建立のいちごは、福岡県糸島市で育てています。海と山に囲まれ、自然と暮らしが近い場所。この土地で育ったいちごを中心に、博多織や贈答文化、地域のつくり手、糸島の風景——その土地にあるものを組み合わせながら、ただ高価なものではなく「ここでしか生まれない贈りもの」をつくっています。


一座建立のいちごを育てているのは、樋口真斗です。
以前は、プロバスケットボール選手として8年間プレーしていました。競技人生を通して学んだのは、一人だけでは何も完成しないということ。仲間がいる、支えてくれる人がいる、応援してくれる人がいる——農業を始めてからも、その考えは同じでした。
いちごも、人も、無理に力を加え続けるのではなく、その生命が本来持っている力を発揮できる環境を整える。それが今の栽培と、一座建立という考え方につながっています。


私たちは、大きないちごを売りたいわけでも、高級ないちごを売りたいわけでもありません。その先にある「誰かを大切にした時間」を届けたい。
いちごを受け取った人の顔がほころび、一緒に食べ、言葉を交わし、その時間が、いつか記憶になる。そのための一粒を、福岡・糸島からお届けします。

あなたも、今日から一座の一人です。